OEM生産・オリジナル生産とは。OEMのメリット・デメリットやシルクで作るOEMについてのご紹介 2023.08.29 2023.08.29 ODM OEM オリジナル商品 シルク はじめに 皆様は「オリジナル商品を作って欲しい」と思われたことはないでしょうか?今回は、「オリジナル商品を作りたい!」と思われる方になりますが、OEM生産について詳しくお伝えします。OEM生産とは何か、またOEM生産するメリットなどをお伝えいたします。また、シルク製品のOEMについてもご紹介いたします。 目次 OEMとは… OEMとは、オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング(Original Equipment Manufacturing)の頭文字をとったもので、相手先ブランド製造業者となります。わかりやすく言いますと、委託されたブランド名で製品を製造するということになります。いわゆる縁の下の力持ちです。オリジナル商品を作りたいと思っていても、作るノウハウがなかったり、施設がなかったりすると、作りたいものも作れなくなってしまいますよね。希望の商品を作れる会社に商品製造を委託すし、その製品がブランドオーナーの名前で販売されるビジネスモデルがOEMということになります。ノウハウがない場合は商品の企画や仕様などを委託先のOEM事業者に委託することもありますし、商品企画や仕様など決定し、OEM事業者に委託するということもあります。オリジナル商品を作りたいと思っておられたら、まずは気楽にOEM事業者に問い合わせてみると良いと思います。 OEMとODMの違いとは? よく似た言葉でODMという言葉もあります。Original Design Manufacturingの略で生産者が設計やデザインなど全てを委託するのがODMとなります。OEMは製造部門を委託するのに対して、ODMは商品企画やデザインなど、全て丸投げに依頼できるというのがODMということになります。 OEM生産のメリット OEM生産を利用すると、ブランドオーナーは製品の製造に必要な大きな投資を抑えることができます。製造業者は専門の知識と経験を持っているため、一貫した品質の製品を提供できます。また、大量生産の効率性により、製品のコストも抑えることが可能です。 メリット1:コストの節約 OEM生産は、自社で製造設備を設置・維持する必要がないため、設備投資のコストを省くことができます。また大量生産する事により、単価を抑えることもできます。 メリット2:専門知識の活用 OEM受託企業は、特定の製品や部品の製造に特化しているため、高品質な製品を効率的に製造することができます。 メリット3:リソースの最適化 OEM生産を通じて製造を外部に委託することで、ブランドオーナーは製品設計、マーケティング、研究開発などのより重要な部分にリソースを集中することができます。 メリット4:時間節約 OEMに製造を委託することで製品の市場投入までの時間を短縮できます。 OEM生産のデメリット OEM生産には品質管理と知的財産保護の問題があります。製造業者とのコミュニケーションが不十分だと、製品の品質がブランドの期待に達しない可能性があります。また、製品の設計や製造プロセスが不適切に使用されるリスクもあります。 デメリット1:知的財産のリスク OEM企業に製品の製造を委託すると、知的財産権の保護が難しくなる可能性があります。設計や特許などの重要な情報が漏洩したり、模倣されたりする可能性があります。 デメリット2:依存性のリスク 製造部分を委託するため、供給遅延や品質問題など、OEM企業の問題がブランド所有者に直接影響を及ぼす可能性があります。 これらの問題を避けるためには、製造業者との間で明確な契約を結ぶことが重要です。契約には品質基準、納期、価格、知的財産権の保護など、すべての重要な項目を含めるべきです。 OEM生産メーカーを選ぶ時に気をつけたいこと 相談の際に適切なヒアリングを行ってくれるかどうか 実際に相談をする際に、問い合わせた内容に適切に回答をしてくれるかどうかは、とても大事なことです。問い合わせた内容に適切な回答が返ってこない場合は、実際に商品製造に入った場合、ちょっとしたニュアンスの違いなどで思っていたものと違うものができてしまうということも考えられます。最初のヒアリングは特に面接官になったつもりでいろいろ質問してみると良いでしょう。 企業として歴史は長いか メーカーとして歴史が長い会社は、今まで長年蓄積してきたノウハウがあるため、いろいろな要望に応えてくれ可能性が高いです。創業年数が浅い会社でも良い企業はたくさんありますので、複数の企業に問い合わせをしてみるのをおすすめします。 どれぐらいの製造実績があるかどうか 歴史だけ長くても製造実績があまりない場合は、少し品質に不安は残る場合があります。メーカーとしてどれぐらいの製造実績があるかどうか、ヒアリングの際などに質問してみることをおすすめします。 担当者に専門知識があるかどうか 担当者が製造担当でない場合でも、一定の専門知識を持っているかはとても大切な判断基準になります。担当者に専門知識がない場合、製造側との連携がうまくいかないということも考えられます。担当者はできると思っていても製造側で実際には難しいということもありますので、しっかり要望のものが製造可能かどうかは確認する必要があります。 サンプル提供をしてくれるかどうか しっかりと依頼の内容がメーカー側に伝わっているか確認するために、依頼者にとっても、メーカー側にとってもサンプル製作は大事なプロセスになります。サンプルをちゃんと提供してくれるかどうかを確認しましょう。後々に高額なサンプル料金など請求されないためにも、サンプル製作に有償か無償かということも確認を行った上で、話を進めることをおすすめします。 納品、納期についてしっかりしているか 依頼主の要望通りに納品してもらえるか、また納期はどれぐらいかかるのかは、必ず確認を行いましょう。また、納期が遅れた場合の対応についても確認をした方が良いでしょう。また、納品形態についても確認をすることをおすすすめします。 OEM受託契約書があるかどうか 前述した納期についてや、知的財産の保護など、OEM生産で注意しなければならないことが多くあります。後々に問題がおこらないように、契約書によりお互いの認識に相違がないようにすることは大切です。少し面倒かもしれませんが、契約書を交わすことをおすすめします。 シルクでOEM生産・オリジナル商品をつくる シルク製品はその滑らかな質感と高級感から、ファッション、インテリア、寝具など、様々な製品に使用されます。最近ではシルクの枕カバーやナイトキャップなどのOEM依頼が多くなっております。シルクは縫い直しなどができず、縫製は化学繊維やコットンなどよりもより高い縫製技術が求められるため、専門的な知識と特別な技術を必要とします。国内の縫製工場は年々減少傾向にあり、特にシルクを取り扱っている工場はさらに少なくなってきます。 シルクのOEM生産依頼が多い商品ベスト3 具体的にシルクのOEM生産の依頼の多いベスト3ご紹介します。 1.シルク洗顔パフ シルクのOEM製作依頼が多い商品の第1位は「シルク洗顔パフ」です。シルクで洗顔する事で、お肌がツルツルになります。 2.シルク枕カバー 最初の例は、シルクの枕カバーのOEMについてご紹介します。近年、シルクの枕カバーは髪の摩擦が少ないため、シルク枕カバーは人気です。 3.シルクナイトキャップ シルクの枕カバーのOEMに続き多くご依頼いただくのがナイトキャップです。こちらもシルクの枕カバー同様に髪の摩擦が少なくなるということで人気の商品です。 その他にもいろいろなご依頼がありますが、代表的なOEM依頼が多い商品をご紹介しました。 まとめ いかがだったでしょうか。OEMについて疑問に思われていたことや、不安に思っておられたことなどが、この記事で少しでもお役にたてておりましたら幸いです。シルクで何かオリジナル商品を作りたい!と思われる方はどうぞお気軽にお問い合わせください。シルクOEMについて詳しく記載されているページはこちら↓ シルクOEM・オリジナル生産について Post Share シルク枕カバーの使用が肌荒れを防ぐ!?シルク枕カバーと肌荒れの関係について 前の記事 シルク枕カバーを選ぶメリットとデメリットとは 次の記事