シルクタオルの魅力と使い方|種類・肌にやさしい理由をわかりやすく解説 2025.12.19 2025.12.17 はじめに 乾燥が気になる季節になると、空気の乾燥とともに肌の水分も失われやすくなり、乾燥肌に悩まれる方も多いのではないでしょうか。そんな時に取り入れていただきたいアイテムのひとつが、シルクタオルです。一口にシルクタオルと言っても、現在はさまざまな種類のものが販売されています。泡立ちにくいというシルクの特性から、シルク100%ではなく、コットンやトウモロコシ由来の繊維を混ぜて泡立ちを良くした製品も多く見られます。その中で、私はシルク本来の特性や肌へのやさしさを大切にしたいという思いから、シルク100%のタオルにこだわっています。シルクを愛用されている方はもちろん、これまでシルクタオルを使ったことがない方にも、その魅力を少しでも知っていただけたら嬉しく思います。 目次 シルクタオルは何がいいの?シルクタオルの魅力 「そもそも、シルクタオルって何がいいの?」そう感じておられる方も、きっと多いのではないでしょうか。シルクは特別な素材というイメージがある一方で、実際の使い心地や良さが分かりにくいと感じる方も少なくありません。私はこれまで約40年間、シルクのタオルで体を洗う習慣を続けてきました。そのおかげか、長い間、肌トラブルに悩まされることはほとんどありませんでした。現在は年齢を重ねる中で肌の変化を感じることもありますが、「これまで大きな肌悩みがなかった」という点は、女性にとってとてもありがたいことだと感じています。もちろん個人差はありますが、日々のバスタイムで使うものが肌にやさしかったことも、その一因ではないかと、私は考えています。ここからは、私自身が長年使い続けてきた経験をもとに、シルクタオルの魅力だと感じている点をいくつかご紹介します。 Ⅰ.お肌と同じたんぱく質だから、安心して使える シルクは、人の肌と同じ「たんぱく質」からできている天然素材です。人の肌は約20種類のアミノ酸から構成されていますが、シルクはそのうち18種類ものアミノ酸を含むたんぱく質でできています。このため、シルクは人の肌になじみやすく、刺激を感じにくい素材だと言われています。肌との相性が良いことから、やさしい使い心地を求める方や、肌への負担をできるだけ抑えたい方にも選ばれてきました。 Ⅱ.タオルで洗ってもお肌が黒ずまない ナイロンタオルなどの化学繊維で体を洗う場合、力を入れてこすりすぎてしまうと、肌とタオルとの摩擦によって刺激が加わり、「摩擦黒皮症」と呼ばれる色素沈着の原因になることがあります。一方、シルクタオルは人の肌と同じたんぱく質を主成分とする素材で、肌になじみやすい特性があります。そのため、正しい使い方をすれば、強い摩擦を与えにくく、肌への負担を抑えながら洗うことができます。また、やさしく使うことで古い角質が無理なく落ち、洗い上がりの肌がすっきりと明るく感じられることも、シルクタオルの魅力のひとつです。 Ⅲ.お肌にツヤが出る 年齢を重ねるにつれて、以前より肌のツヤが失われたと感じる方も多いのではないでしょうか。これは、肌の水分量や皮脂量の変化だけでなく、本来であれば自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に残ってしまうことも、一因とされています。そのような状態のときに、シルクタオルでやさしく洗うことで、肌に過度な刺激を与えることなく、不要な角質が無理なく取り除かれやすくなります。その結果、洗い上がりの肌がなめらかになり、自然なツヤを感じやすくなることがあります。 Ⅳ.お肌がツルツルになる 古い角質が肌表面に残ったままになると、肌がざらついたり、触ったときに凹凸を感じやすくなることがあります。状態によっては、毛穴汚れが溜まりやすくなり、肌トラブルにつながることもあると言われています。シルクは、非常に細かなミクロ繊維構造を持つ素材です。シルクタオルでやさしく洗うことで、毛穴まわりの汚れや不要になった角質を無理なく取り除きやすくなり、お肌のザラツキなどが取れ、洗い上がりの肌がなめらかでツルっとした感触に感じられることがあります。強くこすらず、やさしく使うことが、心地よい仕上がりにつながります。 Ⅴ.古い角質が取れる シルク繊維は非常に細く、一般的に髪の毛の約30分の1ほどの細さだと言われています。さらに、その一本一本の繊維は、内部により細かな繊維構造を持っているのが特長です。 シルクを濡らすことにより、シルクの繊維が毛羽立ち、その細かなミクロ繊維が肌にやさしく触れることで、毛穴まわりの汚れや不要になった角質を無理なく絡め取りやすくなります。 強い摩擦を与えなくても、やさしくなでるように使うことで、肌への負担を抑えながらケアできる点が、シルクタオルならではの特長です。シルクタオルで角質ケアを行う場合は、湯船にゆっくり浸かる、または入浴後などで肌が温まり、汚れが落ちやすい状態にしてから使用するのがおすすめです。その際も、力を入れず、やさしくなでるように使うことを心がけましょう。 Ⅵ.洗い上がりがスッキリ爽快! 耳のまわりやデコルテ、背中などは、特に皮脂の分泌が多い部位です。そのため、石けんで洗っていても、どこかヌルっとした感触が残ると感じたことはありませんか。シルクタオルは、肌にやさしくなじみながら、余分な皮脂や汚れをすっきりと洗い流しやすいのが特長です。洗い上がりに不快なぬめり感が残りにくく、さっぱりとした心地よさを感じられることがあります。特に、汗をたくさんかいた後や、皮脂が気になる季節には、すっきりとした洗い上がりが心地よく、バスタイムをより快適にしてくれます。 シルクタオルの種類(用途)について 泡立ち重視のシルクタオル シルクは、もともと泡立ちにくい性質を持つ素材です。そのため、たっぷりの泡で体を洗いたいと考えている方の場合、シルクとコットンを混用したタオルや、泡立ちの良い他素材と組み合わせたタオルを選ぶのも、ひとつの選択肢と言えるでしょう。一方で、シルク100%のタオルで、なおかつ泡立ちの良いものを見つけるのは、実際のところ簡単ではありません。素材の特性上、泡立ちとシルク本来のやさしさを両立させるには、織り方や仕上げに工夫が必要になるためです。肌清HADASEIでは、シルクの特性を活かしながら、できるだけ泡立ちよく使えるよう、素材選びや製法に工夫を重ねてタオルづくりを行っています。シルクタオルに興味がある方は、選択肢のひとつとしてチェックしてみてください。なお、使用するボディソープの種類によっては、含まれる保湿成分などの影響で泡立ちにくく感じる場合もあります。そのため、シルクタオルを使用する際は、固形石けんをしっかり泡立てて使う方法もおすすめしています。 泡立ち重視のシルクタオルの使い方 たっぷりのお湯をシルクタオルに含ませる石けんまたはボディソープをつけ泡立てる体を洗う使用後は、流水で石けん分がなくなるまで十分にすすぎ、かたく絞ったあと風通しの良い場所で陰干しをする入浴後、保湿を行いお肌を整える あかすりタオルとして シルクタオルの使い方として、「あかすり」が最も効果的なのではないかと感じる方も多いかもしれません。ただし、「あかすり」と聞くと、強くこすって刺激を与えるイメージを持たれがちですが、シルクタオルの場合はその必要はありません。力を入れてこするのではなく、シルクタオルで肌表面をやさしくぬぐうように使うことで、不要になった汚れや古い角質が無理なく落ち、肌がなめらかに感じられることがあります。その意味では、「あかすり」というよりも、「やさしい角質ケア」や「あか落とし」という表現の方が近いかもしれません。シルクタオルは、非常に細かな繊維構造を持っているため、肌に過度な刺激を与えず、毛穴まわりの汚れをやさしく取り除きます。肌が敏感な方などで、できるだけシンプルなケアを心がけたい方の中には、石けんを使わず、お湯とシルクタオルだけで軽く拭うように洗う方法を取り入れている方もいらっしゃいます。 その場合も、肌の状態を見ながら、無理のない範囲で行うことが大切です。 月に1度のスペシャルケア(角質ケア)としての使い方 1.湯船にゆっくりつかり、体をあたためる2.シルクタオルをぬらし、軽く絞る3.石けんなどつけずに、やさしくシルクタオルでお肌をこする(強くこすらない)4.使用後は、流水で十分にすすぎ、かたく絞ったあと風通しの良い場所で陰干しをする5.入浴後、保湿を行いお肌を整える シルクタオルを使う時の注意点 強くこすらない 洗浄力の強いボディソープや石けんは避ける 石けん分が残っていると破れる原因になるのですすぎは十分に行う 使用後は、必ず乾かしておく 使用後、シルクタオルを洗濯機で洗わない 入浴後は保湿を行うことをおすすめします まとめ ここでは、シルクタオルの種類や用途、それぞれの使い方についてご紹介しました。実際に使ってみることで、シルクならではの肌へのやさしさや、洗い上がりの心地よさを感じていただけるのではないかと思います。毎日のバスタイムは、ほんの少し使うものや洗い方を見直すだけでも、肌への負担が変わってきます。ご自身の肌質やライフスタイルに合った方法を見つけるヒントとして、この記事がお役に立てましたら幸いです。👉 肌清HADASEIのシルクタオルはこちらから※業務用・オリジナル仕様のシルクタオルをご検討の事業者様向けに、OEMのご相談も承っております。👉 シルクタオルのOEMについてはこちら Post Share シルクマスクのよくある質問(FAQ)|洗い方・使い方・選び方をシルク専門店が解説 前の記事