シルク枕カバーのメリットとデメリット 2023.04.19 2023.04.19 はじめに 皆様は・髪のもつれ、切れ毛・寝ぐせがひどい・枕と肌の摩擦など、気になっていませんか?今、注文されているシルクの枕カバーは、摩擦によるダメージを軽減する効果があるとされています。睡眠中、枕に触れていることが多い髪や肌は枕カバーで、いたわることができます。シルクの枕カバーは他の繊維にはない特別な使用感、性質があるだけでなく、美肌・美髪効果も期待できるのです。今回は、シルクの枕カバーを選ぶメリットやデメリット美容にどんな効果があるのかを紹介します。 目次 シルクの特徴 シルクは蚕(かいこ)の繭から作られた天然素材です。人間の皮膚と同じタンパク質(アミノ酸)からできているので、肌なじみも良いのが最大の特徴です。シルクはアラシンやグリシン、チロシンなど約20種類のアミノ酸が結合した繊維で、皮膚への負担も少なくなめらかで柔らかい肌触りです。シルクは静電気が起こりにくく、お肌や髪への負担も軽減されることが期待できます。そういった特徴から枕カバーはもちろん、掛け布団カバーや毛布、パジャマなど幅広く利用される素材なのです。 シルク枕カバーのメリット ➀肌触りが良い シルクの繊維の断面は丸型ではなく三角形。三角形の断面は光をプリズムのように反射するためシルク独特の光沢感を演出します。シルクは光沢があり見た目も美しいうえに、肌触りが良いのも魅力です。シルク特有のなめらかな肌触りは心地よく、気持ちの良い睡眠の時間を過ごせることでしょう。 ②優れた保温性と吸放湿性 三角形の繊維には隙間があるため、保温しながら水分を放出する性質があります。すると、汗などの水分を吸収・放湿し、枕は蒸れずに通気性もキープ。夏場たくさん汗をかいても、シルクの吸放湿性によりサラッとします。冬は隙間が熱を閉じ込めるので、暖かく感じられると思います。シルクは1年を通してオールシーズン使って頂ける素材でもあります。 ➂保湿性が高く、ホコリが溜まりにくい ポリエステルやナイロンなど化学繊維の枕カバーは静電気がおきやすく、ホコリが溜まりやすい特徴があります。ホコリは呼吸器官に悪影響を及ぼしたり、肌トラブルの原因になったりします。一方、シルクは保湿性に優れているため静電気がおきにくく、ホコリも枕に溜まりにくくアレルギーのある方や化学繊維が苦手な方にもおすすめの素材です。 ④天然素材で肌に優しい シルクは他の素材に比べてアレルギーの反応が出にくい素材と言われています。シルクは人間の皮膚と同じタンパク質で肌への負担も少なく、敏感肌や肌トラブルで悩んでいる人、赤ちゃんも安心して使えるのが魅力です。 シルク枕カバーには美容面の嬉しい変化も期待できる! シルクの枕カバーは美容面への嬉しい変化も期待できます。肌や髪の毛への働きについてそれぞれ紹介します。 肌への嬉しい働きについて 人間の皮膚は20種類のアミノ酸たんぱく質で構成されていますが、シルクは18種類のアミノ酸たんぱく質が人のお肌と同じアミノ酸たんぱく質でできているため、肌との親和性がとても高いといわれています。アレルギーも起こしにく素材と言われているため、安心して使っていただけます。直接肌に触れる場合でも摩擦が少なくので、お肌にやさしい素材と言われています。 髪への嬉しい働きについて 髪はキューティクルで覆われています。しかし、摩擦によってキューティクルは失われ、髪の毛が傷んだり、ごわついたり、パサついたりする原因になります。また、髪の毛を乾かさずに寝るのもキューティクルにダメージを与えることになってしまいます。 摩擦係数の比較 2022.カケンセンター調べ シルクは寝返り時や就寝中に接地している髪の毛と枕カバーとの摩擦の発生を軽減する素材でもあり髪の毛のキューティクルを傷めにくく枕カバーとしておすすめです。また、シルクの持つ保湿性によって髪の毛の水分が保たれ、美髪をキープします。 シルクの枕カバーのデメリット シルクの枕カバーにはメリットばかりではなくデメリットもあります。ここからはデメリットと対策についてそれぞれ紹介します。 ➀高い湿度では摩擦に弱い 湿度が高くなると摩擦に弱くなるシルク。例えば、洗濯機で洗うと繊維がちぎれて、美しい光沢感がなくなることがあります。洗濯表示を事前に確認したり、湿度の高いところでは使用を控えたりするのがおすすめです。 ②紫外線に弱く変色しやすい シルクは紫外線に弱く、紫外線を浴び続けるとアミノ酸が破壊され、変色してしまいます。天日干し、日光が当たるような場所への保管はなるべく避けましょう。 シルクの枕カバーの選び方 それではどんなシルクの枕カバーがいいのでしょうか?ここからは、シルクの枕カバーの選び方をご紹介します。 ➀匁(もんめ)をチェックする 匁はシルクの重さを表す単位で、数字が高くなるほど沢山の繭を使用していることになりシルクの密度も高くなります。16匁は軽さとやわらかさが心地よく、22匁はやわらかいうえに丈夫です。25匁になると重厚感や高級感を味わえるでしょう。枕カバーについては重厚感というより軽さと柔らかさを重視するなら16匁。 ②ファスナーの有無を確認する ファスナーがついていると肌を傷つける可能性があります。特に金属のファスナーは肌トラブルの原因になることも。なるべく突起物や飾りのないシルクの枕カバーを選びましょう。 まとめ いかがでしたでしょうか?睡眠時間は1日の約3分の1と長時間になるため、寝具の中でも特に枕カバーは肌と髪に直接触れるものなので、いい素材のものを使うことで髪や肌への変化も感じて頂けるのではないでしょうか?毎日使うものだからこそ気を使っていきたいですね! Post Share 枕カバーの選び方 あなたにぴったりの素材は? 前の記事 シルクタオルの効果と肌別シルクタオルの使い方について 次の記事