シルク製品を作り続けてきたシルク専門店であるからこそ、ご提供するシルクにも妥協することなく最高品質のシルクをご提供します。シルクと一言で言っても、織り方、編み方によって風合いも大きく変わってきます。使用する用途によって、どのシルクを選ぶのが最適なのかを選び、商品開発に取り組んでいます。
シルク専門店だからこそ、最高品質のシルクを
絹織物に使用される生糸にはランクがあります。
品質を適正に表示するための基準が設けられており、品質検査所にて検査されます。
色や光沢、手触り、糸の太さのばらつきや強度、糸の節の程度や伸縮性などが検査され、ランクには 2A、3A、4A、5A、6A とあり、「6A」 というのが最高品質となります。
生糸の多くは中国から輸入されていますが、当店が使用している日本製のシルクは、生糸はブラ拓糸を使用。ブラ拓糸は生産量が少ないゆえ非常に高価な生糸で、世界最高の生糸とされており、多くの 海外ブランドや高級な着物などにはこのブラ拓糸を使用。ブラ拓の中の最高ランク6Aの世界最高級の生糸を使用しています。
商品に最適なシルク選びを
シルクにも織り方によって、様々な種類があり、生地の特徴は変わってきます。
当店では、シルクだから何でも良いというわけではなく、商品がどのような使い方をされるかによって、どのシルクが一番最適なものかを考えながら、商品づくりをしております。
摩擦に強く丈夫な平織りのシルクや、伸縮性のある綾織りシルク、光沢がきれいなサテンシルクまた他にも、ニットに編んであるものなどもあります。
代表的な生地の織り方
平織
平織りとは、たて糸とよこ糸を1本ずつ交差させた織り方です。たて糸とよこ糸の接着面が多くなるので、摩擦に強く丈夫な生地になります。伸縮性はなく、薄手の生地になります。
綾織
綾織りとは、たて糸とよこ糸を2本浮かせ、1本を交差させるように織られています。そのため表面は斜めの線が見えるのが特徴です。代表的な生地でデニム生地がイメージしやすいでしょうか。伸縮性にもすぐれており、シワになりにくい特徴があります。
繻子織
朱子織とは、サテンとも言います。たて糸4本飛ばして、1本下にくぐらせて織られています。そのため、非常に光沢感があり、滑らかな肌ざわりが特徴です。しかし摩擦に弱い特徴があります。
日本製のシルクを選んでいます
日本の絹産業は、戦前までは世界の85%のシェアを誇る、国家産業の一部として栄えておりました。
しかし、現在では日本で取れる生糸はごく僅かとなってしまい、日本で精練(せいれん)される機屋さんの減少もあり、日本製のシルクはとても希少なものとなってしまいました。
現在、比較的安価に販売されている多くのシルク製品は中国で製造され輸入されているものがほとんどです。今や中国へ技術が流出し、日本の絹産業は衰退していく一方です。
このままでは、日本の絹産業が滅んでしまう!そんな危機を感じ、少しでも日本の技術が引き継がれていくように、絹産業を活性化させたい!日本製のシルクの良さを、多くの方に知っていただきたいという気持ちで『日本で作られたシルク』にこだわりっております。